2017年8月7日月曜日

車について BMW 1シリーズ M140i(F20)のインプレ

今回は久々に車記事。先日乗ってきたBMW1シリーズのトップエンド、M140iのインプレです。




どんな車?


M140iは、BMWボトムエンドの1シリーズのコンパクトな車体に3リットル直列6気筒ツインスクロールターボエンジンを搭載した1シリーズ最速モデルです。


搭載されるB58B30A型という新型エンジン、なんと340馬力、トルクは51.0㎏mというから、このサイズのコンパクトハッチバックにこんなの積んじゃっていいですか?というくらいパワフル&トルクフル。


なんと現行7シリーズ740iに積まれているエンジンよりもさらにパワーやトルクは上です。ヒエー。


1シリーズベーシックモデルの118iでは、3気筒136馬力、22.4㎏mなので、比べてみれば、気筒数2倍、排気量2倍、パワー2.5倍、トルク2.3倍!数値だけ見ると、車2台分以上ってことですよね~。



ちなみに0⇒100㎞/h加速は4.6秒とのこと。まあ、このボディにこのエンジンなら納得ですが、凄すぎですね。



エクステリア



見た目ははっきり言って他1シリーズと大して変わりありません。


F20の1シリーズは、120iを前期型後期型ともに乗りましたが、そのうち前期型120iについては過去にインプレを書いていますので、宜しければ併せてご覧になってください。 ⇒ コチラ 


車好きな人が見たら、細かいディティールからタダモノではない車だとわかりそうですが、ぱっと見は正直、「ちょっといじった1シリーズ」ってな感じでしょうか。



1シリーズはこの後期型フロントマスクの方が精悍な感じがして、個人的に好みです。前期型のデザインはちょっとファニー寄りかな?こうやって間近に見ると、意外と獰猛な顔つきにも見えます。

タイヤやブレーキキャリパーを見ると、走りに振った性格のクルマだと気づきますね。

M140iのバッジ。コレが無かったら正直ぱっと見、フツーの1シリーズと違いがわかりません。残念ながら今回は、リア全体の写真を撮るのを忘れてしましました・・・。ちなみに、リアスポイラーは2本出しです。

サイドからのビュー。個人的にはセダン好きなので、ハッチバック形式は正直好みではありません。よって、インプレも若干テキトーですが、意外とハッチバック故の野暮ったさは感じさせない流麗なフォルムだと思います。ちなみに、M140iはノーマルより1㎝車高はダウンされているそうです。


インテリア


インテリアも、いたって普通のBMW車といった感じです。


操作系の質感、クリック感は相変わらずかなり高いですが、車として基本に忠実、質実剛健といった感じで、個人的にはインテリアはどちらかというとクラシカルだという印象を受けました。


しかしコレ、悪いことではありません。旧来のBMWオーナーはもとより、初めて乗る人でもきっと違和感なく運転できることでしょう。


コブ付きのハンドルは結構太目。ステアリングの重みは重すぎず軽すぎず適度だと思います。パドルシフトも装着されています。

レザーシートも質感高し。ホールド力は高く、つつみ込むようなフィット感と厚みが感じられ、かなりイイシートだと思いました。

レザーのステッチも高級感あります。
後席は平べったい印象のシート。まあコンパクトFRなので、ゆとり広々という訳にはいきませんが、窮屈さを感じさせることはありません。必要充分ではないでしょうか。


ドライブフィール


現行1シリーズは過去に何度も乗っているため、個人的にインテリア、エクステリアに目新しさは感じられず実はあまり興味ありませんが、やはり最大の関心ごとはその「走り」。


まず窓を開けてエンジンを掛けた途端に、その咆哮からやはりこの車はタダモノではない!とわかってしまいます。


このサウンドは、夜中の住宅街とかではちょっと困るかな(笑)


ところが窓を閉めていると、意外にも車内は静か。きっとものすごく遮音が行き届いているんでしょう。それはそれですごいことです。

8速ATのシフトノブは最近のBMW共通のタイプ。私はいまだにコレに慣れませんが、何気にブーツ部分がレザーになっているところは好みです。iDrive系はいまだに慣れないため割愛・・・

さていよいよこのマシンの実力を測るべく、走りに出よう・・・と思いきや、実はこの車、まだ慣らし走行も済んでいないピカピカの状態なので、あまりエンジンを回す訳にはいきません。


ということで、山道走行とかスポーツモード切替もナシ。今回は残念ながら、3000回転以上は回さないで一般道、高速道等を走ることにします。


しかし、さすがは3リットルの大排気量、アクセルを軽く踏んだだけで、車体を軽々と前に押しやります。


しかし、あまりグワッと出るタイプではなく、あくまで運転者の意図した通り、踏めば踏んだ分だけ出るといった感じで、意外とジェントルに乗ることもできます。



暫く町中で乗ってみて、まず感じたのは車体の剛性感。


120iも十分なくらいしっかりとした剛性感がありましたが、コレはさらに格上です。


さすがに18インチを履いて足回りも固められているのか、乗り心地は若干硬めではありますが、ファミリーカーとしても充分使える程度の硬さだと思います。


後席は乗りませんでしたが、どうなんでしょう。


ハンドリングはやはりBMWらしくシュアでクイックな印象。たとえわずかでも、ハンドルを切れば切った分だけ入るという感じ、クイックなのですが大げさな感じは一切ないナチュラルな操作感です。


6気筒エンジンということで、120iに比べて鼻先が重いかと思いきや、実際に走らせるとそんなことは全く感じさせず、くいくいと気持ちよく曲がりこんでいく回頭性の高さも文句なしに素晴らしい。


さすがに、NAに比べると、わずかにターボのタイムラグがあるかな…という気がしないでもないですが、まあ気のせいでしょう。フツーに乗ってて気になるレベルではありません。


車高が低いためか120iよりもさらに接地感は増しており、ハンドルに路面のインフォメーションを的確に伝えてくれるあたりも、さすがだと思います。


なお、かなりの距離高速も乗りましたが、軽く踏んでも中間加速はすさまじく、高速道路では、2000回転巡航で、ここで書けないようなスピードに達してしまいました。


軽く踏んだだけでこれだけ車速がでるので、本気で踏み込んだらどうなるんだろうと空恐ろしくなってしまいます。


ちなみに8速ATのシフトチェンジも滑らかかつナチュラル、結構賢いようでした。


とにかく走っていて終始、「いいクルマだなぁ」と感心させられることばかり。


ドライブフィールに関しては、一切不満に感じたところがありませんでした。


総評


MAX3000回転縛りがあったので、この車の実力を存分に味わうことはできず、今回は中途半端なインプレになってしまいました。


しかし、ちょっとしたワインディングやのぼり坂でも、M140iのパフォーマンスの高さを垣間見ることができるシーンは多々ありました。


この車、本気を出せばかなりハードコアな走りを見せてくれるはずですが、フツーに町中などで乗っているとそれを感じさせないジェントルさも持ち合わせており、普段使いもこなせるスーパーマシンといったところでしょうか。


ぱっと見フツーの1シリーズに見えることもあり、まさに羊の皮を被った狼。


総じて、私がこれまで乗ったことのある車の中で、間違いなく3本の指に入るくらいの素晴らしい出来のクルマだと思います。(ちなみに1番はE92のBMW M3。)


出来れば慣らしの終わった状態で乗ってみたかった・・・


これだけの高性能車が素の状態なら600万円を切る車両本体価格。車好きには本当にタマランと思います。


しかし、やっぱりあまり売れないんでしょうね~。何せ車両本体価格約半分の118iでも日常使いで何ら不満が出ない性能なんですから。120iですら、あまり売れてないと聞きます。


売れ線の3シリーズでも、340iなんて、スズキのキザシ並みに(そりゃ言い過ぎか?)走ってるところ見ないですよね。BMW伝統の直列6気筒エンジンももはや絶滅危惧種です。


とはいえ、BMWも伝統にこだわってばかりもいられず、やはり欧州の厳しい排ガス規制をメーカートータルでクリアする為には、小排気量ターボ中心にならざるを得ないのでしょう。今や1シリーズはおろか、3,4,5シリーズまでもラインナップは4気筒中心。


さらには、最近のBMW、なんだか昔と違ってオッサンぽい味付けのクルマを作るようになってきたと言われることもしばしば。


しかし、この車に乗ってみて、改めてBMWが本当に作りたいのはこんな車なんじゃなかろうか?本当は、340とか540がラインナップの中心になるようなクルマ作りをしたいんじゃないの?と、あらぬ妄想が頭をよぎってしまいました。(実際は制約ある中でのあくまで「ビジネス」なので、きっとそんなことないと思いますが・・・)


そのくらい、M140iは、古き良き?「BMWらしさ」がにじみ出たクルマです。


まあ、ワタクシは本当にお金がないので、これらのクルマには無縁なのですが、こういう車たちがバンバン売れて、中古車市場にタマ数が増えてくれれば、いつか遠い将来中古で買える日が来ないとも限らない(笑)


金銭的に余裕のあるみなさん、見た目フツーの1シリーズ、ハッチバックながら、倍以上の値段のポルシェ911に真っ向勝負を挑めます(笑)。間違いなく素晴らしい車ですので、ぜひ買ってみてください。



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