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必見!エイ対策に必ず持っておきたいおススメアイテム5選

2017年8月20日日曜日

アカエイ ウェーディング エイガード エイ対策 ナルトビエイ 雑記 装備品

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シーバス釣り、特にワタクシが大好きなウェーディングの釣りで、どうしても気にせざるを得ない面倒くさいヤツが「エイ」。


アカエイの子供。子供とは言え、侮ってはいけません。恐ろしい毒を持っているのです。
ナルトビエイ。掛かると猛烈なパワーでファイトし、水面上でジャンプを繰り返すことも。


いつもの浜でも、特にナルトビエイとアカエイの2種類は頻繁に見かけ、度々ルアーに引っかかって来てしまいます。


釣りをする皆さんはご存知かと思いますが、実はこれらのエイ、尾っぽのところに毒針を持っていて、非常に危険極まりない生き物です。




どれくらい危険なの?


あまり認知度は高くないように思いますが、エイの毒はタンパク質性の毒。


有効な血清などはなく、万が一刺されると、直接傷口の細胞を壊死させ、炎症を起こさせます。


重症の場合は血圧低下や呼吸障害、下痢、発熱などの症状がでて、最悪の場合はアナフィラキシーショックにより死に至ることもあり、実際2016年には海外で熟練の水族館ダイバーがアカエイに刺されて死亡するという痛ましい事件も発生しています。


ネットに出回っているアカエイ被害の事例を見てみると、やはり想像以上に症状が酷いようで、数か月の通院加療を要するのはザラ。


毒素が体から抜けずに数年間も苦しまれているような事例も散見されます。


恐ろしい毒針


毒があるから危険という意味では、アカエイ以外のエイ、特に近場でよく見かけるナルトビエイでも同じなのですが、ナルトビエイは、毒針は尾っぽの付け根にあり、針の可動範囲が狭いため、注意は必要ですが実際のところ刺される心配はかなり少ないと思います。


これに対して、アカエイの場合、毒針は鞭のような尾っぽの中間に位置しており、尾っぽを振り回されると、かなり広い範囲で毒針に切りつけられる可能性が出てきます。


この毒針、実物をよく見てみると、平べったいナイフのような形状をしており、単に「刺す」だけでなく、切りつけ系の攻撃力もかなり高そう。


しかも、刃先には細かいカエシもついていて、実際に刺された方の体験談によると、なかなか抜こうにも抜けず、傷口が広がってしまうという厄介な構造。


ワタクシも過去に入手したエイの毒針で、ウェーダーなどの貫通実験をしてみましたが、ウェーダーのナイロン部分やクロロプレンゴム部分はもとより、通常のゴム長靴(ブーツフィットウェーダーのブーツ部)等は簡単に貫通してしまうほどの鋭さと貫通力、強靭さを持っています。


コレが過去に入手したエイの毒針。写真ではわかりづらいですが、細かいカエシが無数に並んだような刃面をしています。結構貫通力はあるようで、そこら辺のナイロン素材などは簡単に穴をあけてしまいます。


人工的に作られたナイフでも、これらのモノを貫通させるのは大変なので、ちょっと信じられないかもしれませんが、やはりそこは自然界の神秘、こんな武器みたいなものができてしまうんですね。



浅場に潜む脅威


エイ被害にあわれた方の体験談を拝見していると、多くの方が「うっかり踏んづけてしまった」ケースが多いようです。


やはり、踏んづけた際にしっぽを振り回されて切りつけられてしまうケースが多いのでは?と想像しています。


ちなみに、刺された瞬間に感じる痛みは「ぐさっ」とか「チクッ」という感覚ではなく、まるで鈍器で殴られたような衝撃を感じるということです。


ワタクシ自身は踏んづけてしまったことはありませんが、夕暮れ間近のウェーディング中に自分の後方約2mという至近距離にアカエイが泳いでいるのを見たことがあります。


誤って接触していたら・・・と考えると、非常に恐ろしいですね。


どどーん!いつもの浜でナイトウェーディング中に釣り上げたビッグサイズのアカエイ。掛かったのは水深僅か50㎝程度の浅場でした。そんなところにも大型のアカエイが潜んでいるのです。



エイから身を守るために


そんな危険なエイが居ても、やはり釣りはやめられなーい、ということで、以下では、ウェーディングでの釣りを中心に、エイに刺されるリスクを軽減するためにおススメのアイテムを幾つかご紹介します。



ウェーディングスタッフ(ストック)


エイは、基本的に臆病な生き物なので、向こうから近寄ってきて攻撃することはなく、危険を察知すると逃げる生き物です。


しかし、普段から泳ぎ回るナルトビ君と違ってアカエイは、砂底にへばりついてあまり動かないタイプなので、ウェーディングでの事故の多くはやはり踏んづけてしまうことが契機になることが多いようです。


地雷と呼ばれる所以ですね。


コレを未然に防ぐのに最適なのがウェーディングスタッフ。


歩を進める前に、底をザクザクと刺して、足元にエイが居ないか確認することができます。


また、急な深みや岩などを検知する、危険回避にも役立つアイテムです。


ちなみに、使用者のレビューを見ていると、長めと思えるサイズ(140㎝程度)の方が実用的と言われているようです。



パズデザインのストックは値は張るものの、カーボン製で海での使用でも安心。先端は鋭い形状で、水中での取り回しも良さそうです。
お手頃価格のウェーディングストックといえばRBBのコレ。
上記2者ではまだ高い!という方には、こういう選択肢もあります。


エイガード(ソックスタイプ)


万が一エイの毒針にさらされた時のために、足首周りをガードしてくれるエイガードは必需品。防弾チョッキ等に使用される強靭な素材で、毒針のダメージを軽減してくれます。






エイガード(外付けタイプ)


ソックスタイプのエイガードは価格が異様に高いこと、若干ウェーダーのサイズアップが必要なこと等がネック。また、万が一刺された時には結局ウェーダーには穴が開いてしまうので、あまり経済的とは言えないでしょう。

そんなときに頼りになるのが外付けタイプのエイガード。手持ちのウエーダーに後付けできるので、経済性は抜群ですし、丈夫な外殻でエイ棘のダメージを軽減してくれるので、安心感も高いです。


手軽さと汎用性が秀逸なリトルプレゼンツ製外付けエイガード。コレならストッキングウェーダー+ウェーディングシューズ派でも使えますね。ただ一つ残念なのは、ウェーディングシューズの足の甲周りがガードできないことでしょうか。

コレは某有名シーバスプロも愛用のエイガードですね。実際に触らせてもらったことがありますが、足裏以外はまさに全方位死角なしの安心感。ガンダムの足みたいに大げさ感はありますが、動きやすさに問題はないそうです。一番お手頃ですが一番本命といえるエイガードだと思います。


フック外しアイテム(根掛かり外し機)


上でご紹介してきたのは、ウェーディング中等に水中でエイの被害を受けないためのアイテムばかり。しかし実際に頻繁に出くわす厄介なシーンは、誤ってルアーや釣り針にエイを掛けてしまった場合。

何故か写真のような位置にルアーが掛かって釣れてしまう場合が多い。


エイに掛かったルアーを外すときは特に注意が必要。


これまでワタクシが釣ったアカエイは、なぜか決まって尾っぽの毒針付近にルアーのフックが刺さっていました。


そんなときに便利なアイテムがフック外しアイテム。


いずれも本来の製品の使用目的とは異なりますが、大きなエイを砂浜に安全にランディングする場合に使用したり、エイの魚体、毒針から距離を取ってフックを外したりする場合に非常に便利です。



本来は根掛かりしたルアーの回収機。静荷重30㎏まで耐えられる伸縮可能なシャフトで、ワタクシ自身も愛用していますが、たも網等に入りきらないエイのランディング時、フックオフ後のリリース時に非常に重宝します。
エイに掛かったルアーに先端金具を引っ掛けて使います。(インプレ記事はコチラ


これも本来は鮎釣り用の根掛かり外しですが、140㎝程度まで伸縮し、離れたところからルアーのフックオフ作業を行えるため非常に便利です。ウェーディングストック代わりに水中探索したり、ウェーディング中に水中に落としたルアー等を拾うのにも重宝します。
インプレ記事はコチラ

ちょっと長めでウェーディング時の根掛かり外しとしても優秀なのがコレ。
仕舞寸法が非常にコンパクトで、ライジャケの胸ポケットなんかにも入れておけるのがコレ。スレ掛かりしたボラやんからフックオフするのにも大変便利です。あまりに重宝するので、ワタクシはS146もS99も両方買いました。


コレも本来は根掛かり外しですが、タモシャフトの先端に取り付けて、先端金具にルアーをひっかけることで、堤防のような足場の高いところでもエイを安全に取り込むことができます。ただし、タモシャフトは折ってしまわないよう、垂直に近い角度で使用しましょう。タモ持参で釣りする方は、是非エイがかかってしまった場合の保険と思って持参することをおススメします。

実際にルアーリターン245を使って、離れた位置から掛かったルアーをフックオフさせている様子。




サブプライヤー


上記のようなフック外しアイテムでもルアーが取れないような場合、最終的にはやはりプライヤーを使ってフックオフ作業をする必要に迫られます。


こんな時、必ず注意すべきことは、エイの毒針をかならず固定させてからフックオフ作業をするということ。

足裏で踏んで固定するのも手ですが、おススメなのはプライヤーでしっかりと毒針を挟み込んで固定すること。

コレなら、エイが多少暴れても刺される心配は少ないです。

ただし、プライヤーを一本しか持っていないと、素手でフックを外すハメに。

コレはちょっとやりにくいし、別の意味で危険です。

という訳で、パワーのあるメインプライヤーとは別に、小型でも良いのでサブのプライヤーを持っていると、こんなシーンでも安心安全にフックオフ作業ができます。

ウェーディングで布製のゴミ(ぞうきん、靴下、ズタ袋、軍手etc・・・)を掛けてしまった時にも、サブプライヤーがあると便利ですね。


軽量コンパクトでフック交換にも非常に便利な、まさにサブプライヤーとしてピッタリなのがコレ。ワタクシも愛用していますが、本当に助かります。(インプレ記事はコチラ。)

持ち運びが苦でなければ、上記より少し大きめサイズのコレも、サブプライヤーとしておススメ。機能性能面を踏まえればバーゲン価格ともいえる低価格もウリ。



以上がエイ対策としておススメのアイテムですが、いかがでしたでしょうか。


個人的には、上記いずれの装備もエイ対策として必需品だと思っています。


中には結構値が張るモノもありますが、実際にエイの被害にあった場合の経済的、時間的、精神的損失に比べれば充分安いモノで、確実に採算はとれると思います。


エイは恐ろしいですが、きちんと対策をして、安心して快適な釣りがしたいものですね。



【その他エイガード、エイ対策グッズ関連記事はこちらもご覧ください】


なお、2022年以降の釣行記は別サイト「スモールフィッシング」に、タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は「続・スモールフィッシング」にお引越ししています。

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