マニックフィッシュ88といえば、私にとっては数々のメモリアルフィッシュを連れてきてくれた大変信頼しているルアーで、隠し玉的な存在。
5月末には、兄貴分のマニックフィッシュ99が発売になるそうですね。いまからとても待ち遠しいです。
以前、このブログでも記事にしたことがあるルアーですが、インプレは書いたことが無いため、改めて書いてみようと思います。
マニックフィッシュ88。最上段は、過去に数々の大物を連れてきてくれたお気に入りカラーですが、どうも廃盤カラーのようです。根掛かりしないよう気をつけねば・・・ |
どんなルアー?
全長88mm、自重11gのシンキングペンシルです。
マニックシリーズ(75、95、115、135)と兄弟関係ですが、このマニックフィッシュは少しボリューム感ある太目ボディで、メーカーHPで「小魚をイミテートした」と書かれている通り見た感じは確かに「フィッシュ」ライクです。
キャストフィール
小粒ながら適度なボリューム感もあり、11gとウェイトも結構あるため、シンペンの中でもかなり飛距離は出る部類だと思います。
感覚的にはマニック95よりはるかに飛ぶが、マニック115より落ちるイメージ。
それでも88mmというサイズを鑑みれば上出来な飛距離で、キャストフィールに不満を感じることは無いと思います。
レンジとアクション
メーカー説明によるとレンジは0~0.2mとのこと。
確かに、通常のロッドポジションでミディアムリトリーブすると、水面直下のレンジをトレースできますが、後述のアクション変化と合わせて、レンジキープは割とむつかしい(慣れを要する)タイプかなと感じています。
アクションは、大きく分けて2種類のアクションをします。
一つはいわゆる「マニックムーブ」。スローにリトリーブすると、体を震わせるような微細なローリングアクションをします。
コレは、他のマニックシリーズのアクションと同じですね。
違いは、マニックフィッシュはスローにリトリーブしたら、このアクションを水面ではなく水中で起こせること。
マニックでも同じようにできない訳ではないですが、浮き上がりが良いので沈めてマニックムーブは難しいかと。
ただし、マニックフィッシュでも、このアクションを一定レンジをキープして起こし続けるための速度域は割とシビアなように感じており、遅すぎるとルアーが沈降していくし、早すぎると尻振りのスラロームが入った別のアクションになってしまいます。
スローからミディアム気味に引くと、それに伴いもう一つのアクションである「スラローム」の幅が大きくなっていき、よりアピール寄りの動きになっていくようなイメージです。
このマニックフィッシュ、この2種類の質の違うアクションを、意図的に切り替えられるかどうかが、攻め方を広げる意味でも、使いこなしの肝になりそう。
そのため、是非コレは日中、あかるいうちに引き抵抗とアクションとの関係を目で見て、体で覚えておいた方が良いと思います。
どんなシーンで有効か?
流れの変化を捉えやすいボディ形状で、引き抵抗も結構明確な方だと思いますので、いろいろと使い勝手がよく汎用性あるルアーだと思いますが、やはりシャローレンジを攻めるシンペンということで、そのサイズ感から、特に活躍するのはバチパターンやマイクロベイトパターンの表層レンジ攻めだと思います。
遠投性を活かして、遠くの潮目を撃って広く探るのも容易ですし、流れの変化に差し掛かったところで上述の「アクションの質」を変えて食わせるのを狙うといった、テクニカルな使い方もできてしまう、素晴らしいルアーです。
また、コアマン泉氏が提唱する「トップ」での使い方も、ここ数年、ネットや雑誌で脚光を浴びています。
私自身はこの使い方で釣ったことが無いため、インプレを書くことはできませんが、マニックフィッシュ88をロッド操作により水面でドッグウォークさせるという使い方で、デイゲームメインの釣り方になると思います。
かなり評判が良いようですので、私もいつか試してみたいと思っています。
このように、マニックフィッシュ88は多彩な使い方ができ、汎用性も高いシャロー用シンペン。
激浅用シンペンとしてはフォルムもウェイトも使い勝手も独特で、他に被るキャラのルアーもないです。
私自身も過去このルアーで多くの釣果を上げており、個人的にも非常にお勧めなルアー。
一本持っていて決して損はないと思います。
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